ダウン症の子供を持つ母親から親愛なるビヨンセへ
Posted on 11月 27, 2017 by DS21.info
アメリカのヒップホップMC、プロデューサー、俳優として活躍するEminem(エミネム)。
エミネムが11月に出した新曲”Walk on Water”では、人気歌手Beyoncé(ビヨンセ)をフィーチャーして話題になっています。
“Walk on Water”はそのままでは「水の上を歩く」ですが、「不可能と思われることを可能にする」という意味で、音楽の世界で大成功を収めたエミネムとビヨンセが、「俺(わたし)は神様じゃない」「水の上を歩いたら、溺れてしまう」と苦悩や本音を綴った歌詞です。
そんな話題の曲が、ダウン症含む知的障がいのコミュニティでも話題になっています。
若者に影響力のあるエミネムの歌詞の中にRワードが含まれていることを問題視しています。
具体的には以下の “This is retarded” という一節。
Kids look to me like as a god,
This is retarded
If only they knew,
It’s a facade and it’s exhaustive
Rワードは “R”から始まる”Retard”,”Retarded”という俗語(スラング)が、知的障がい者を卑下した表現であり、その単語が知的障がい者への偏見を助長しているとされています。
現在、全米ダウン症協会(NDSS)もエミネムとビヨンセに対して、歌詞からRワードを削除することを求めています。
ニュースソース:
A Request to Beyoncé From a Mother of a Child With Down Syndrome | The Mighty
参考)
【歌詞和訳】エミネム「Walk On Water」え!?まさかの「凡人宣言」!?イメージが180度変わりますよね!? : スタジオウェブリ