プロのスキーヤーが経験した最高の体験
Posted on 8月 30, 2017 by DS21.info
北米の権威あるスキーマガジン “POWDER Magazine” に掲載された記事をご紹介します。
プロのスキーヤーであり、パタゴニアのスキー・アンバサダーとして活躍するマックス・ハマー(29歳)をご存知ですか?
アメリカのワイオミング州ジャクソンで生まれ、2006年から2008年まで米国スキー・チームのメンバー、2008年にはNorAmスーパー・コンバインドで総合優勝し、その後、アルピニストの世界へ転身しました。山岳ガイドやスキーヤーとして多くの映画にも出演しています。
そんな彼が婚約者エイミー(29歳)と義理の兄となるダウン症のあるアンドリュー(32歳)の三人でグランド・ティトン(Grand Teton)の登頂に成功しました。
グランド・ティトンは、グランドティトン国立公園内で最も高い山で、ワイオミング州で2番目に高い山。
今回、アンドリューはダウン症のある人として初めてグランド・ティトンへの登頂となりました。
彼にとっても今回のチャレンジは(これまでとは)比較にならない、と言います。
「自分の人生の中で、今回のプロジェクトに関われたことは一番の誇りでした。」
「エイミーと私は頂上で”なんてこった!いま起きていることが信じられないよ”と感じました。アンドリューの感情は非常に高く飛んでいましたが、興奮してましたよ。彼は驚いて周りを見回すことはできませんでしたが、その光景は一生忘れないでしょう。」
「私が最初に気づいたのは、家族のサポートが一番だということ。」
「アンドリューの家族から学びました。彼らはアンドリューを愛し、サポートしています。多くの団体、組織がダウン症のある人を社会的にいられるように、望む人生を過ごせるようにサポートしています。アンドリューは人と一緒にいることが好きです。彼は自分の家にいるときも、コミュニティにいるときも、自分の仕事を楽しんでやっています。おそらく彼は私が知っている誰よりも働いていると思いますが、そのように見せたいと思うのは、彼がコミュニティの一員になれるからです。 それが彼にとって本当に欲しいものなのです。」
・マックス・ハマーのインスタグラム
ニュースソース:
The Story Behind the First Person With Down Syndrome to Climb the Grand | POWDER Magazine