リスクではなくチャンス
Posted on 7月 10, 2017 by DS21.info
イギリスに住むサラ・ロバーツさんは5歳のダウン症のある子供のお母さんです。
彼女のFacebook投稿が反響を呼んでいます。
ダウン症のある子供について、医者や看護師は「リスク」ではなく「チャンス」という言葉を使うべきだという内容です。
彼女はFacebookの投稿で言います。
「辞書で『リスク』の意味を調べると、『危険に晒されている状況』と書かれていますが、(自分のダウン症のある子供)オスカーは私や他の誰かを危険に晒してはいません。」
彼女の友人から妊娠初期に後頸部浮腫(首の後ろのむくみ)をチェックする胎児超音波検査(Nuchal ScanもしくはNuchal Translucency)の時に医療関係者にこう言われたそうです。
「ダウン症候群の赤ちゃんを抱えるリスクがある」
彼女の友人は「リスク」という言葉が使用され困惑したそうです。
「(他のダウン症のある子供たちの親の多くもそう感じていますが)私も『チャンス』という言葉のほうが適切だと思います。」
その投稿は世界中の当事者の親や医師の共感を呼び、4500以上シェアされ、1500以上のコメントやプライベートメッセージを受け取りました。
一部コメントを紹介します。
「私は小児科医(そして親)です。正直なところ、これについて考えたことはありませんでしたが、大賛成です。実際にそういった患者が現れれば、間違いなく言葉遣いを考えるでしょう。ありがとう。 」
「私は助産師です。これからは『チャンス』という言葉を使います。そのほうがオールラウンドで使えますし、(『リスク』という)否定的な考え方から始めることはないはないですからね。」
「私は超音波検査技師です。『チャンス』という言葉の使い方に賛成です。これからこの言葉を使うよう努力します。」
ニュースソース:
Sarah Roberts asks to use chance not risk for down syndrome Yahoo7 Be