おめでとうプロジェクト
Posted on 10月 26, 2015 by DS21.info
The Mightyは障がい者や病気と向かい合っている人への社会的理解を促すため、メディア業界のライター、編集者、プロデューサーなどが立ち上げたブログメディア。
ニューヨーク・タイムズ、ABCニュース、NBCニュース、MTV、ハフィントンポストなどで働くメンバーが参加しています。
The Mightyのニュース編集者のメリッサ・マッキンゼーが興味深い記事を書いていたのでご紹介します。
ふだん彼女はハフィントンポストなどでライターをしています。
赤ちゃんが生まれ、ダウン症の診断結果を伝える時、「残念ですが」「申し訳ありませんが」などと医者が前置きで言うことがあります。アメリカでも「I’m sorry.」という医者が結構いるそうです。
ダウン症の赤ちゃんが生まれると残念なのでしょうか?
メリッサは「おめでとう(Congratulations)」と言ってはどうでしょう、と提案しています。
そして、若いダウン症の人向けキャンプPALSの「おめでとうプロジェクト(The Congratulations Project)」を紹介しています。
キャンプPALSでは馬のお世話をして乗馬をしたり、カヌーを漕いだり、スタッフと楽しみながら過ごします。
そのプログラムの一つがの「おめでとうプロジェクト(The Congratulations Project)」。
ダウン症の赤ちゃんが生まれたばかりの親に向けて、ダウン症の人が手紙を書くプロジェクトです。
親愛なる両親の方へ
赤ちゃんの誕生、おめでとうございます!私の名前はジャスティン・Gです。私はキャンプPALのキャンパーです。将来は科学者になりたいです。遊び仲間で親友のショーンと出会えたので、自分の人生が大好きです。
心から
ジャスティン・GP.S. この赤ちゃんは、あなたに今までで最高のことをもたらしてくれますよ
親愛なる両親の方へ
赤ちゃんの誕生、おめでとうございます。わたしの名前はメーガン。21歳です。キャンプPALのキャンパーです。あなたの赤ちゃんは(将来)美しくなるでしょう。私が両親を愛しているように(あなたの)赤ちゃんもあなたを愛するでしょう。私にはダウン症があります。素晴らしい人生を過ごしています。音楽やアイススケートを楽しんでいます。私は高校を卒業し、いまは仕事にしています。ブロードウェイ・センターで働き、お金を稼いでいます。あなたの赤ちゃんも成長すれば、キャンプPALに行ったほうがいいです。私のように素晴らしい生活をすることができるでしょう。どうか恐れないでください。ダウン症候群は素晴らしいのです。
愛を込めて
メーガン
ニュースソース:
People With Down Syndrome Write Life-Changing Letters to New Parents | The Mighty
http://themighty.com/2015/10/people-with-down-syndrome-write-life-changing-letters-to-new-parents/