ダウンカフェへようこそ
Posted on 6月 24, 2015 by DS21.info
トルコ最大の都市、イスタンブル。
人口は1,410万人。
トルコのダウン症協会によると、同国では毎年、1500人のダウン症のある赤ちゃん生まれ、10万人以上のダウン症のある人が暮らしています。
そんな大都市の一角にダウンカフェはあります。
一見するとよくあるカフェと変わりませんが、
全従業員25名(18から25歳)にはダウン症があります。
カフェを開いたサルハン・シンゲンは言います。
「ダウンカフェは雇用機会をつくり、(働くことでダウン症のある人に)自信をつけてもらうためにつくられました」
サルハンにはダウン症のある娘がおり、娘もダウンカフェで働いています。
サルハンは言います。
「娘のセジルは彼女のような人を理解するきっかけを与えてくれました。」
「しかし、ダウン症のある人の数を考えると、(社会には)幅広いキャリアパスがありません。」
「特別な支援が必要な子どもたちにとって、医療の改善は不可欠ですが、彼らが独立して人生を送ることができるように私たちがサポートすることはもっと重要です。」
2011年、ダウンカフェは開店しました。
開店当初はお客さんがよろよそしく見えていましたが、現在では評判のお店になりました。
「カフェはダウン症のある人の才能を知ってもらえ、障がいのある人への偏見を取り除くことに一役買っています。」
従業員は交代で働き、月給をもらいます。
開店時間は平日朝9時から夕方5時まで。
40人のお客さんをもてなすことができます。
「カフェの従業員たちはより多く人と過ごしたいと考えています。社会に受け入れられたいですし、自分たちの才能を知ってもらいたいと考えています。」
ニュースソース:
Cafe in Istanbul only employs workers with Down syndrome – Daily Sabah
http://www.dailysabah.com/life/2015/06/20/cafe-in-istanbul-only-employs-workers-with-down-syndrome