親愛なるイクメン
Posted on 6月 16, 2015 by DS21.info
ダウン症の名称はイギリスの眼科医ジョン・ラングドン・ハイドン・ダウン博士の名前が由来であることは有名ですが、それは民族学的分類でのアプローチであり、遺伝子レベルではありませんでした。
1958年(昭和33年)、21番目の染色体がトリソミーを形成していることを発見したのはフランスの内科医ジェローム・ルジューヌ博士。
ここから遺伝子によるダウン症へのアプローチがスタート。
ジェローム・ルジューヌ博士は1926年、パリ近郊で生まれました。
1952年、フランスの国立研究センター(CNRS)の研究者になり、パリにあるネッカー子供病院で「21番染色体がトリソミー」の人に対して初めてのクリニックを創設しました。
そして、1958年に21番目の染色体が3つあることを発見。
知的障がいと遺伝子との相関関係を確立しました。
その後、1964年には基礎遺伝学として初めて博士と呼ばれる存在になりました。
1994年4月3日に死去するまで、彼はダウン症のある人たちを気にかけていました。
彼の死後、1996年にジェローム・ルジューヌ財団が創設。
遺伝による知的障がいがある人向けの調査、研究、養護、啓蒙などの活動を行っています。
さて、父の日は父に感謝をする日。
そんな父の日を記念してジェローム・ルジューヌ財団が興味深い映像をつくりました。
タイトルは「親愛なる僕のお父さん(My Dear Dad)」。
ダウン症のある子どもの視点から、お父さんがいかに素晴らしい存在かを教えてくれる内容です。
ニュースソース:
Jerome Lejeune Foundation Releases Video in Honor of Father’s Day | Lejeune USA
http://lejeuneusa.org/jerome-lejeune-foundation-releases-video-honor-fathers-day