議論を呼ぶファッション写真
Posted on 11月 12, 2014 by DS21.info
ドイツを拠点に活躍する写真家ダイ・リン・パワー Dai Lyn Power(本名Linda Dajana Kruger)。
彼女の得意な写真はハイ&ローのストリートスタイルにフォーカスした新世代ファッション。
今回、新しいプロジェクト「Real Prettiness.(リアルなかわいらしさ)」ではダウン症のある人をモデルとしてフィーチャーしました。
彼女はドイツにある障がい者向けの雇用サービス団体に連絡し、今年の夏からプロジェクトを開始。
「彼らはなんて綺麗なんだ。彼らの性格はなんてリアルなんだ」という被写体を探していたところ、ダウン症のある人たちと出会いました。そして、モデルとして退廃的な洋服をまとい、思慮深いポーズで撮影。
ダイ・リン・パワーは言います。
「撮影している間、わたしたちは会話をしていました。音楽を聴いたり、ダンスを踊ったり…ほとんどの洋服はわたしが選びました。彼らに似合う洋服を探し、気にいってくれました。夕方までメイクを落としたくないほど、メークアップは気にいってくれましたよ。」
この写真に対してfacebookでは当事者の親を中心に賛否両論の議論が巻きおこっています。
「(社会的にダウン症の)関心は引くかもしれないけれど、過剰なメークアップで自然じゃない。」
「私は単純に楽しみましたよ。」
「派手な衣装を身につけなくてもダウン症のある人は綺麗なんだよ。」
「モデルになったダウン症のある人も楽しんでるよね!それでいいんじゃない」
ファッションって難しいですね。
ニュースソース:
・‘Real Prettiness’ Project Showcases Individuals With Down Syndrome As They Wish To Be Seen
・International Down Syndrome Coalition- IDSCのfacebookページの記事
参考)
写真家ダイ・リン・パワーの公式サイト
http://dailynpower.tumblr.com/