イタリア・ローマの新名所
Posted on 2月 17, 2014 by DS21.info
障がい者が新たに働く場所として注目されているレストランがあります。
イタリア・ローマにあるレストランGirasoli。
メニューは伝統的なピザやパスタです。
そのレストランはイタリアの首都ローマ南東に住む障がいのある子供を持つ親がはじめました。
2000年、ダウン症のある人々が働くことができる場所を提供することが目的に開店しました。
勤務する18人中13人にハンディキャップがあること以外、他のレストランと機能的に変わりません。
600時間のインターンシップを経て正社員として雇用されたシモーネ(24歳)は言います。
「私はこの店内、店内をモニタリングすること、自分が使えるようになること、人とコンタクトをとることが大好きです。」
「そういったこと全てが好きなので、私はここにいるのです。」
ハンディキャップの無いスタッフ、ウゴ・メンジーニは言います。
「お店のウエイターは仕事が良くできますよ。」
「もし私がビジネスをはじめるのであれば、ダウン症の人々を雇用するのにはためらいます。」
「そういった意味で、これは素晴らしい勝利なのです。」
昨年、イタリアにある多くの企業のように、レストラン経営も不況によってリストラとリノベーションのために数ヶ月間、閉店することを余儀なくされました。
現在、障がい者の雇用はConsorzio Sintesi(障がい者に仕事を与えることを専門に扱う社会的協同組合)によって運営されています。
同組合のエンツォ・リマミッチは話します。
「国は(障がい者雇用の)アシスタントをつけることを促進してくれるのですが、我々は専門的な訓練を好みます。それは国の助成金がなく、自己資金でまかなっているのです。」
「このレストランの全従業員は、自分たちのスキルを(レストランの勤務を通じて)発見しています。」
とはいえレストランのトレーニングは厳しいものです。
ダウン症のある従業員13人のうち9人はまだインターンです。
レストランGirasoliが午前中の閉店をすると、もう一つのチームが夕方からのオープンに向け、クッキーとケーキを作るために入ります。
今後もこのレストランはフランチャイズを検討しているそうです。
ニュースソース:Rome restaurant serves up new attitude toward Down syndrome