独立と自由を親から勝ち取ったダウン症のある人
Posted on 8月 4, 2013 by DS21.info
アメリカ・バージニア州に住むダウン症のあるジェニー・ハッチ(29歳)。
彼女は友人のジム・タルバートとケリー・モリスと一緒に暮らすことを切望していましたが、両親は反対。
その結論は法廷に争われ、1年近くの末、ジェニーが勝ちました。
ハッチの母、ジュリア・ロスと継父リチャード・ロスは娘ジェニーに成年後見人を申請しました。
リチャードはジェニーがグループホームのサポートが必要だと主張。
彼女がどこで生きるか、どんな治療を受けるか、誰に会うことができるか決める権利を求めました。
両親はグループホームが最も安全な環境を提供する場と考えていたのです。
2013年8月2日、バージニアの裁判官はジェニーが独立するためには保護者が必要だが、その保護者は本人の希望を考慮すべきであるとの判決を下しました。
審理の後、大喜びのジェニーはジムとケリーを「家族」と呼び、一緒に生活することは素晴らしいことだと答えました。
Facebookページ「ジェニーのための正義(Justice for Jenny)」には3500以上の「いいね」がついています。
https://www.facebook.com/pages/Justice-For-Jenny/357395347675685
American Civil Liberties Unionのスーザン・ミンザーは言います。
「この決定は正しい方向への大きな一歩です。
今回の一件は独立、自由、尊厳という基本的な権利を剥奪するということが重大な懸念でした。
彼女に障害があるということは基本的な自由を奪う理由にはなりません。
今回、ジェニーが自身の人生の自由を取り戻したことは素晴らしいことです。」
ニュースソース:Judge: Woman with Down syndrome can live with friends