人気スノーボーダーの弟
Posted on 7月 19, 2013 by DS21.info
札幌・真駒内で開催されたスノボイベントTOYOTA BIG AIRにも参加したことのあるスノーボーダー、ケビン・ピアス。
2009年、彼は練習中に頭を強打して外傷性の脳障害で意識不明の重体になりました。
米スノボ代表候補ピアス、頭部強打重体
スノーボード男子ハーフパイプ(HP)で、米国のバンクーバー冬季五輪候補のケビン・ピアス(22)が練習中に頭部を強打し、外傷性の脳障害で重体となったことが4日までに分かった。ピアスの家族が開設したサイトとマネジャーによると、来週の五輪予選へ向けて、昨年12月31日に米ユタ州パークシティーで、大技のダブルコークを練習中にスキーの先を雪面に接触させ、頭部から落下。同州ソルトレークシティーのユタ大病院の集中治療室で治療を受けているという。ピアスは06年トリノ五輪男子HP金メダルのショーン・ホワイトとともに米国の有力選手。
[2010年1月5日9時38分 紙面から]
出典:ニッカンスポーツ
アメリカのHBOが制作する人気ドキュメンタリー・シリーズ「Crash Reel」。
彼が復帰するまでの様子がこのシリーズで取り上げられました。
その中で彼の弟デイビッドのエピソードも描かれています。
デイビッドにはダウン症があります。
弟デイビッドはざっくばらんに自分の人生や不満を語ります。
事故後の兄が感じる不満は自分がダウン症で感じている不満と似ていると言います。
「ぼくにはダウン症があります。
一部の人は「アップ症候群」と言っています。
仲間の間でぼくは「アップ」の王様で有名なのです。」「そうですね、障害に関する最初の質問で言っておきたいのは、
ぼくは障害が嫌いだということです。
憎んでいます。本当に嫌いですし、憎んでいるのです。
自分の障害がどこかへ行って、戻ってこないでほしいです。
そういう障害を僕自身がもっていることを分かっています。
そして、その障害があることでどんなに大変かも。
ときどき、障害がストレスに感じることがありますし、
不安になることもあります。」「母親から兄の事故を聞いたとき、兄ケビンは病院でした。
ぼくは感情的になり、とても心配で怖かったんです。
その状態がどんなことなのか、なんとなくわかっていました。
兄を失うかもしれない、と思っていたのです。」
※ニュースソースのリンク先で映像を観ることができます。ぜひご覧ください。
ニュースソース:Snowboarder’s Brother With Down Syndrome Was the Crash Reel Highlight