ダウン症の子どもが生まれる前に知っておきたい5つのこと
Posted on 4月 15, 2013 by DS21.info
欧米のダウン症コミュニティで話題になったブログを紹介します。
2013年3月21日、世界ダウン症の日に投稿された記事です。
今日は8回目の「世界ダウン症の日」。
この日を記念して、友達のママ・ブロガー(エイミー・ジュリア・ベッカー)をスペシャルゲストに迎え、読者のみなさんに情報を共有したいと思います。
エイミーはダウンのある美しい女の子の母親です。
シンプルに心から感じるまま、
エイミーは娘がダウン症をもって生まれたことで学んだ5つのことを一覧にしてくれました。
1.あなたは「ダウン症候群」と聞いて悲劇を意味すると思うでしょう。
交通事故やガン、その他の恐ろしいことで子供を失うことと比較したかもしれません。
そうして喪失感を経験しますが、しばらくすると目の前にいる子供のきらめく瞳、曲がった歯、
温かく柔らかい手を見て、あぁ、この子は私の大事な子供なのだと気がつくでしょう。
子供をよりよく知り、愛することで深い悲しみは喜びに、心配は驚きに変わっていきます。
2.あなたは「ダウン症候群」が孤立を意味すると思うかもしれません。
しかし、しだいにあなたはダウン症を通じてアクセス可能な世界があることを発見します。
あなたの住んでいる国や世界中にいるダウン症のある人や家族の存在だけではありません。
あなたが想像しているよりも美しい子供や楽しい子供、心の優しい子供もいれば勇敢な子供もいることを知ります。
もし、あなたの子供がまだ小さいときにそれを知ることがあれば、あなたの考えていた世界がいかに小さなものだったかに気がつくでしょう。
3.あなたは「ダウン症候群」が困難を意味すると思うかもしれません。
ダウン症であろうがなかろうが、どんな子供でも困難はつきまといます。
眠れない夜もありますし、
お医者さんの世話になることもあるでしょう。
子供がお腹をこわして脱水症状で虚ろな目をするとき、あなたは急いで子供を病院に連れて行きます。
看病しますし、お医者さんとの話し合いもするでしょう。子供の健康のこと、どうやって(子供の)友人をつくればいいか、将来はどうしようかなど心配は尽きません。
いずれあなたは人生というものは誰もが困難を伴っていることを理解します。
そして、どんな困難にも喜びに変わる可能性があることを知るのです。
4.あなたは「ダウン症候群」には特別に扱ってあげることが必要だと思うかもしれません。
子供が学習することができなかったり、まだ座ることができなかったり、コミュニケーションができなくても他の人は積極的にやさしく扱ってくれるでしょう。
あなたは子供の可能性を信じてあげましょう。
兄弟がいればその子がそうであったように、いつか座ることができるようになります。
言葉を使って喋るようになる前に手を使ってコミュニケーションをとるようになるでしょう。
他の子供よりも時間がかかってもモチベーションが強ければ、あたなの知っているどんな子供よりも賢くなります。
本を読んだり、靴の紐を結んだり、自転車に乗ったり、泳ぐことができるようになります。
そのためにあなたは子供を特別扱いせず、(その子供に特別な才能や葛藤があっても)一人の人間として扱ってあげることが重要です。
5.あなたは「ダウン症候群」によって自分が与えるより多くのことを与えられることに気がつくでしょう。
いつか、そういう気持ちになるはずです。
学校から帰ってきて子供を抱きしめるときっとこう言ってくれるはずです。
「ママ、わたしは今日はとっても楽しかったよ!」
そのとき子供は今まで得てきたものより、はるかに大きな幸せを周囲から得ているのです。
ニュースソース:five things i wish i had known when my daughter was born with down syndrome