ダウン症のある人の遺伝子から余分なコピーを取り除く研究
Posted on 11月 12, 2012 by DS21.info
まだまだ研究途上ですが、いつかダウン症のある人の遺伝子から余分なコピーを取り除くことができるかもしれません。
ワシントン大学の科学者たちはダウン症のある人の細胞を培養し、21番目の染色体にある余分なコピーを取り除くことに成功しました。
彼らのレポートは米科学誌「Cell Stem Cell」11月2日号に掲載。
Li B. Li博士のチームが研究室で培養させた人間の細胞からどのように21番目の染色体を修正したかを述べています。
研究者の一人、ラッセルは言います。
「私たちの研究報告がすぐにダウン症の処置につながるとは断言できません。」
「現時点の成果ではダウン症を伴う造血障害の場合、細胞療法による処置ができる可能性があるかもしれない、ということです。」
ラッセルは続けます。
「例えばダウン症で白血病の方がいた場合、その細胞を培養させ、余分な遺伝子を修正した後、
その患者の幹細胞を移植することができようになるかもしれません。」
ニュースソース:Extra chromosome 21 removed from Down syndrome cell line