ブルース・リーへの誓い
Posted on 6月 11, 2012 by DS21.info
20歳の時、ダスティン・ビーンはシアトルのレイクヴュー墓地にあるブルース・リーの墓前に立ちました。
彼は母親に向かって言います。
「ちょっとここに立ってていいかな?」
「ブルース・リー本人と会って話してみたかったな。」
二人は自宅から2時間かけて、この場所までやってきました。
ダスティンは伝説の格闘技映画でのブルースの教えに感謝しました。
これからも練習に励み、カンフーの黒帯をとることも約束。
最後に彼は墓石に向かってお辞儀をしました。
その墓の誓いは本気でした。
それから12年間、彼はブルース・リーを尊敬し続け、格闘技に取り組んできました。
ブルース・リーの熱烈なファンであるダスティンはダウン症のある人です。
そして、4月12日、32歳になったダスティンはついに黒帯試験に合格。
道場のオーナーであり7段の黒帯保持者のスティーヴ・ラーソンは言います。
「彼が黒帯に合格した日、私は泣きましたよ。」
「そのレベルに達するために彼は努力しましたが、(彼のような障害者が黒帯をとることは)とても珍しいことなのです。」
ブルース・リーの動きを真似て日々ガラスの前で練習を積み重ねてきたダスティンの姿を見てきた家族は驚きません。
ダスティンが学生の頃にバスの運転手だったウェーンライトは言います。
「私はダスティンがどこで何をやっていても驚きませんよ。」
「周囲のみんなが彼をリードあげていたので、なんでもできると思っていました。」
ダスティンの姉フレイも言います。
「弟はついにゴールにたどりつきました。」
「弟にとって黒帯をとることは念願でした。」
ダスティンのゴールは黒帯をとることだけではありません。
昨年、彼は誕生日に宣言しました。
「次の誕生日は家族全員で数日間、海辺で過ごす。」
彼はアルバイトで稼いだ1,400ドルを貯金し、6月6日、その目標を達成しました。
来年はディズニーランド、再来年はハワイに行く目標を立てています。
ニュースソース:Dedicated Longview man earns Kung Fu black belt 12 years after graveside vow