特別支援教育に使えそうなiPhone/iPadアプリ(前篇)
Posted on 11月 19, 2010 by DS21.info
「特別支援もしくは普通教育に使えそうなiPhone/iPod touchアプリ」と題してまとめられたリストを見つけました。
アメリカ・サンディエゴで教育に携わるエリックのブログです。
・「(特別支援の)教育に使えそうなiPhone/iPod touchアプリ」2009年12月4日
・「障害者向け教育に使えそうなiPadアプリとアクセサリ」2010年10月9日
エリック自身もすべてのアプリを試したわけではないようです。
アプリは特定の障害ではなく、障害者全般を対象としたものだと思われます。
このリストがダウン症のコミュニティにもありましたので、ダウン症のある人にも有効だと思われます。
私は教育者ではないので、自分の子供の成長に合わせて使ってみようと思います。
エリックはアプリを以下のように分類しています。
・コミュニケーションするためのアプリ(Comunication Apps)
・(教育者用)管理やプレゼンのアプリ(Organization Apps)
・読みアプリ(Reading Apps)
・書くためのアプリ(Writing Apps)
・算数アプリ(Math Apps)
・音楽アプリ(Music/Song Apps)
・美術アプリ(Art Apps)
・ゲームアプリ(Game Apps)
・視覚聴覚の補助アプリ(Assistive Technology Apps)
これらの中から一部をピックアップして紹介します。
※アプリの価格は掲載当時の価格です。
・コミュニケーションするためのアプリ(Comunication Apps)
ABA Flash Cards – Actions(無料)
寝たり、音楽を聴いたり、味わったり、それらの行動を画像と単語で表示してくれます。
In My Dreams(115円)
女の子が夢見る場面で言葉と形を指で指定の位置へ移動させます。
Jolly Holiday(115円)
クリスマスツリーをデコレーションして、出来上がると女性がクリスマスソングを歌ってくれます(手話)。
このシーズン、ツリーを飾る前後に何をする(した)のかを伝える為に良いかもしません。
Model Me Going Places(無料)
例えば床屋さんに髪を切りに行くとき、どのようなアクションが存在するのかを順を追って画像と言葉で説明します。
事前にこれを見ておくことで、冷静に状況を対処できるかもしません。
収録してある場面は、ショッピングセンター、歯医者、移動、公園、誕生日、医者、レストラン、スーパーマーケット。
・読みアプリ(Reading Apps)
Alphabet Animals – Talking ABC Cards for Kids(115円)
イラストに描かれた動物に触れ、動物の名前を紹介してくれます。
・算数アプリ(Math Apps)
123 Animals Counting – Kids / Toddler Voice Flash Cards Game(230円)
表示される動物のキャラクターが何匹いるかを当てます。
Cute Math(230円)
画面に登場するキャラクターが「リンゴが5個欲しいよ」と言うので、木からリンゴをバスケットに5個入れてやります。
リンゴのほかにもスイカやペンギンなど、7つのキャラクターがあります。
KidCalc 7-in-1 Math Fun (Including Christmas and Hanukkah Themes)(115円)
とてもよくできています。
数字をなぞって書いたり、表示されているキャラクターの数で数字を当てたり、計算機が数字ではなくキャラクターで表示されたり、7つの機能が収められています。
いまはキャラクターがクリスマスバージョンです。
Cloud Math(115円)
計算式の回答を雲の中にある数字を選んで当てます。
数字での計算ができるようになったら訓練にいいかもしれません。
Money – Learn To Count Money
お金の勘定を学ぶアプリ。
アメリカドルですが、画像に出る紙幣とコインの合計がいくらになるかを当てます。
日本版が欲しいですね。
(後篇に続く)
■参考動画
ダウン症の男の子(6歳?)がiPadで遊ぶ様子(アメリカ)
ダウン症の女の子(6歳)がiPadで遊ぶ様子(シンガポール)