台湾でストリートパフォーマーとして活躍する高校生
Posted on 2月 24, 2012 by DS21.info
ダウン医師が論文でまとめたことがきっかけで名付けられた「ダウン症」。
中国・台湾ではダウン症を「唐氏症」と書き、その意味も同じ「ダウン氏の症候群」とのことです。
個人的に中国人の友人ができ、彼に協力してもらい中国語の翻訳をお願いしました。(感謝です!)
今回は台湾の記事からの御紹介です。
台湾の特別支援高校三年生の許迹笈ラ(キョ・イイ)はダウン症。
視覚、聴力、知的障害があります。
しかし、彼はフルートを吹き、電子オルガンを弾くことがとても得意です。
大変な訓練を積み重ね、ついに台湾の3つの地方都市でストリートパフォーマーの資格を得ることができました。
今年は他の地方でも資格をとることが目標です。
短い指、舌使いが苦手、視力が悪い、楽譜が読めないなど、
彼には乗り越えなくてはならない多くの困難がありました。
しかし、両親は根気強く、様々な方法を探して、困難を克服してきました。
毎日、父親は息子と一緒に繰り返し練習し、
母親は神に息子のサポートをお願いしてきました。
許迹笈ラは言います。
「パパ、ママ、ありがとう。
フルートを吹いて、電子オルガンを弾くときが一番楽しいです。
こうやって自己表現できるのは両親のお陰だと思っています。
「許迹笈ラとパパ」という物語が命の大切さを教える教科書の題材になりました。。
台湾政府も彼に「奮闘賞」を授与しました。
特別支援の先生は言います。
「彼の両親は様々な体験を彼に試してきました。
興味を育み、自己の尊厳を持たせることが、
素晴らしい音楽につながったのだと思います。」
もし、街角で彼がパフォーマンスをしているところを見かけたら、是非応援してあげてください。
ニュースソース:擁3縣市證照 唐氏症兒吹笛彈琴 街頭當藝人