作業療法的に音楽を学ぶこと
Posted on 2月 1, 2012 by DS21.info
リン・ブラウンはシンガーソングライターとして音楽活動を開始しましたが、
自閉症やダウン症など知的障害者へ音楽を教えようになって、それが自分の得意分野だと気がつきました。
リン・ブラウン(59歳)は、ニューヨーク州オデッサで音楽家の両親のもとに生まれました。
父はクラリネット奏者、母はバイオリニスト。
リンも自然と音楽家を志し、
ボストンのバークリー音楽大学、イリノイ大学でアレンジと作曲を学びました。
現在、彼女はオークランドに住み、
子どもや大人向けの楽曲を制作し、CDを販売したり、
プライベートレッスンやデイケアセンターで音楽を教えています。
障害者に関わる専門家は実際に親類や家族に障害者がいることが多いです。
しかし、彼女は違います。
リンは言います。
「私がやっていることは音楽療法ではありません。作業療法に近いものだと思っています。
歌い方や楽器の使い方を教えることで、自己表現ができるようになります。
知的障害者にとって、これは重要なことだと思います。」
「彼らには多くの自由な時間がありますが、それは社会から断絶された孤独な時間でもあります。
しかし、彼らは楽器や歌い方を学ぶことで、ラジオから流れてきた曲が(学んだ曲と同じだと判ると)
みんなと同じ世界に生きていることを実感してくれます。」
ニュースソース:Music teacher helps disabled students connect