映画「タケオ」のトークショー@横浜・あざみ野
Posted on 9月 4, 2011 by DS21.info
今日は横浜・あざみ野にある「男女共同参画センター横浜北」において、
映画「タケオ」上映会&ライブにトークショーのゲストとして参加しました。
常田監督とのトークショーでお話した内容のサマリです。
[1] 自己紹介:
・私は昭和48年生まれ(38歳)、子供は平成20年生まれで妻が28歳のときの子供であること。
→生まれて4ヶ月後にDNA検査でダウン症と判明。
→もともと共働きとして子供を区立保育園に預ける予定だったため、0歳児保育としてそのまま保育園へ通園し現在に至る。
→子供の送りは夫(朝9時)、迎えは妻(夜6時)の役割。[2] ダウン症と判明したとき:
・妻は母として自分のお腹を痛めて生んでいるので、すぐに覚悟が決まった。
→夫の自分はパーフェクトベビー願望を前に絶望。
→受け入れには3ヶ月ほどを要した。
→受け入れにあたっては日本で出版されている様々な本や日本のサイト(育児、療育関連)を参考に、
ゆっくりだが子供の成長が一番の励みになった。[3] サイトをはじめたきっかけ:
・Googleで「down syndrome」と検索したところ、様々な情報があふれていた。
→特にニュース検索ではダウン症のある人の活躍をローカルなメディアが伝えていない日々は無かった。
→NDSS(全米ダウン症協会)のサイトには感銘を受けた。
→My Great Story(偉大なわたしの物語)のコーナーでは、音楽やアート、役者、スポーツに取り組むダウン症のある人や大学へ進学する者、就職や結婚する者など学校や社会でいきいきと活躍する姿が報告され、ダウン症のある人にできないことはできなことはないのだと実感。
→自分が勉強になる情報を中心に翻訳して紹介しようと思った。[4] 親父の会について
・父親が中心になって活動するグループ「町田おやじの会」のサイトや出版物はとても参考になった。
→また、海外ではD.A.D.S.の活動は父親ならではの活動を行っていて興味深い。
→自分の所属する地元の会でもまずは飲み会から初めてみた。[5] 育児について
・妻からの意見として、障害のある子供の育児において、同じ目線で夫が障害に向き合ってくれるかどうかが重要。
→これが無いと母親が追いつめられているよう。(ダウン症の子どもを産んだ責任)
→妻は子供の細かなことに日々注意を払っているので、夫はダウン症の情報や遊びの面でサポートしている。
→週末、夫は料理や洗濯をして妻の負担を和らげるようにこころがけている。[6] タケオについて
・サイトの記事であるアメリカ人の話しとして「母が叶えた子供の夢」がある。
→「母親は我が子の才能を見つけ、その才能が子供の人生を良い方向に変えてしまうことがある」
→詳細は上記のリンク参照ください。・映画タケオのなかで、ピアノではなく打楽器、「ドレミを覚えることは重要ではない」と悟ったお母さんの判断によりタケオの才能が大きく開花するきっかけになった。
→親が子供の才能は何も障害児に限ったことではなく、どんな子供にとっても重要。
緊張しましたが、有意義な30分を過ごすことができました。
常田監督に感謝いたします。
また、この後タケオのライブには圧巻!
とてもエネルギッシュで最後には壇上にお客さんを呼んで大盛り上がり。
息子を肩車や抱っこして一緒になって踊りました。
タケオと一緒に演奏しているメンバーとも話しをすることができ、その姿勢にもリスペクト!
最後には世界のタケオと3ショットを撮らせてもらいました!
みなさん、ありがとうございました!
そうそう、開場前にタケオがiPadと初遭遇しました!
ジャンベや楽器のアプリの使いこなしはやはりうまかったです。
その他、絵を描くアプリにも興味を持っていました。