日本語の補助・代替コミュニケーション(AAC)アプリ(後篇)
Posted on 8月 8, 2011 by DS21.info
前回ご紹介した補助・代替コミュニケーション(AAC)アプリ。
ダウン症のある人に限ったアプリではありませんが、
日常行動の支援をしてくれる良さそうなアプリがあったので紹介します。
もちろん日本語です。
日常生活は行動の組み合わせで成り立っています。
例えば朝起きてから、顔を洗って、髪の毛をブラッシングしてから朝食を食べて、歯を磨くなど
その行動を絵カードにして、スケジュール化できるのがこのアプリです。
以下の例では、[朝起きる]⇒[トイレ]⇒[ご飯を食べる]といった一連の行動を組み合わせています。
組み合わせ方は簡単で右側に表示されている絵カードをドラッグ&ドロップするだけ。
学校や作業所で発生する行動などを絵や写真を組み合わせてスケジュール化(見える化)できるので、
次に何をしたらよいかが一目瞭然で本人にわかりやすいと思います。
デフォルトで登録されているタスクが多いですが(全部で176枚)、
登録されているタスク以外にも新たなタスク登録ができるので、
その人に合ったオリジナルな組み合わせが可能です。
絵カードを組み合わせて、
それをスケジュールとして時間設定することが可能です。
その時間が来たらアラームを鳴らすこともできます。
私の息子は2歳でこのアプリを使用するには基本的なことはまだまだ先ですが、
日常行動のフラッシュカードとしても使えると思います。