アメリカで金のカメラ賞を受賞した日本のドキュメンタリー番組
Posted on 7月 5, 2011 by DS21.info
以前、「ダウン症の結婚:日本でのケース」として紹介させていただいたドキュメンタリー番組、
フジテレビ「ザ・ノンフィクション:ピュアにダンスIV ~田中家の7年~」。
先日、行われたダウン症のある人の為の芸術祭「Down Syndrome Art World『THE GIFT』」において
牧野アンナさんが最近、この番組はアメリカの賞を受賞したと伝えていました。
牧野アンナさんのブログにも記載されています。
そこで、USインターナショナル・フィルム&ビデオ・フェスティバルのサイトへ早速アクセス!
ですが、ちょっと分かりにくい場所に掲載されており、
同番組の制作会社であるセイビン映像研究所さんへ問い合わせをして教えていただきました。
(ありがとうございました!)
# 以下、名前はカタカナにしています。
これは夢を実現するための方法を家族で見つけようとする話です。
リョウ・タナカは愛情あふれる家庭に生まれ、彼がやりたいことを何でもやらせてもらえる環境でした。ダウン症候群のリョウは、同じ障害の女性を愛しています。
現在、彼らは結婚したいと考えています。
彼らが結婚をすれば日本では(ダウン症のある人として)初めてのケースとなりますが、
二人とも日常生活で多くの支援が必要なため、計画を実行するためには多くの問題があります。このドキュメンタリーはタナカ家の7年間を追い、リョウの生活を通じて家族を描きます。
リョウの母は彼が生まれたとき、
息子の障害に悩まされていたことを認めています。
しかし、リョウの兄のサポートにより彼は温かく感受性の豊かな子供になったと言います。
リョウの父親は、息子とのかけがえのない時間を過ごすため、
会社の転勤を断り、早期退職を希望しました。
現在、両親は息子のリョウが将来、どのように取り扱われるかについて心配しています。アンナ・マキノという女性のおかげで、リョウは自らを表現する手段「ダンス」と出会い、
そこでガールフレンドのトモコ・ヨシダにも出会いました。
(リョウとトモコの)二人は仕事を見つけ、お互いの家族の強力なサポートを受け、
独立した生活をし、さまざまな体験をしています。
タナカ家にとって、息子の夢である結婚への挑戦はまだ新鮮さを保っています。この番組ではリョウを中心としてタナカ家の家族、
リョウの人生と愛の意味について問いかけます。
これは障害をもった少年の話ではありません。
むしろ家族の物語です。
彼に合う才能を家族が見つけ、その才能を伸ばしてあげることで、
彼が世界と一体化していく様を描いています。
家族とは何か、その真の意味を訴えかける素晴らしい内容です。
セイビン映像研究所さんのホームページにこんなことが記載されていました。
日本の「モニカ&ディビット」になるか!期待大です!
「ザ・ノンフィクション~ピュアにダンス~」長期取材中・・・
5年前、ダウン症の子供達のダンススクールに出逢いました。
好きなダンスを本当に楽しそうに踊っている姿に驚き、
そのエネルギーに圧倒されました。
以来、彼らの成長は目覚ましく、
好きなことに集中すればこんなに人は伸びるのか・・・と
取材しながら勇気をもらう日々です。
このまま行くと一体皆はどこまで可能性を拡げていくのか・・
いつの日か、彼ら独特の才能を生かした世界初の
新しいエンターテインメントが生まれるのでは・・・ダウン症とか障がいとかにまつわる常識をひっくり返す
彼らの軌跡・・・・
10年追って映画にしようと続けています。