公的な仕事に就くダウン症のある人
Posted on 6月 1, 2011 by DS21.info
「Town Crier(タウンクライヤー)」というイギリスの伝統的な職業をご存知でしょうか。
裁判所の職員として街に立ち、
議会などで決まったことを市民に伝えます。
18世紀の衣装をまとい、
ベルを鳴らしながら声で伝える伝統的な仕事です。
今回はこの 「Town Crier(タウンクライヤー)」になったダウン症のある人の記事を紹介します。
イギリス南東部にある町チェシャム。
この町の選挙で、知的障害者として(おそらく)世界初となる「Town Crier(タウンクライヤー)」が誕生。
2011年4月27日、ダウン症のウィリアム・エリス(32歳)が選ばれました。
彼の最初の公務は4月30日、
ウィリアム王子の結婚式祝賀です。
彼はチェシャムで暮らし、地元エンデヴァー・センターを利用しています。
任命された後、彼はこう述べました。
「こんな素晴らしい仕事ができて、とてもラッキーです。誇りに思います。」
「今年は、この仕事が本当に楽しみですよ。」
昨年、彼は市長ジェーン・ブラムウェルの公務に同行して
町の親善大使を経験しました。
市長ジェーン・ブラムウェルは言います。
「公的な仕事をするのに知的障害であるかどうかは関係ないことが明らかになるでしょうね。
それを想像するだけで嬉しいですよ。」
「彼は親善大使として公の場で巧みなスピーチを披露してくれました。
その実績から今回も良い仕事をしてくれると確信してます。」
ニュースソース:Chesham proclaims town crier with Down’s syndrome
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