劇作家アーサー・ミラーが隠した息子
Posted on 4月 20, 2011 by DS21.info
2005年に亡くなったアメリカの劇作家アーサー・ミラー。
代表作『セールスマンの死』は世界的に知られた演劇の名作。
そんな彼にはダウン症の息子がいました。
wikipediaによれば波乱に満ちた私生活にダウン症の息子ダニエルの記述はありません。
アーサー・ミラーは亡くなるまで息子の存在を公にしていなかったようです。
私生活では1956年、女優のマリリン・モンローと結婚し話題になったが、1961年に離婚した。
1962年にはマグナム・フォトで活躍していた写真家インゲ・モラスと再婚した。
二人の間の娘レベッカ・ミラーは女優・脚本家・映画監督となり、ダニエル・デイ=ルイスと結婚している。
# レベッカは1962年生まれ。
息子ダニエルは1966年生まれ。
3人目の妻であり、世界的な写真家でもあったインゲ・モラスとの間に生まれました。
45歳の現在も元気で過ごしているそうです。
ダニエルは生後すぐにダウン症と診断され、
アーサー・ミラーはひどく動揺。
当時、ダウン症は20歳まで生きられないと言われていました。
妻のインゲ・モラスは息子を育てようとしましたが、アーサー・ミラーは拒絶。
生後1週間で施設に送られました。
当時はダウン症に対する知識が少ない時代とはいえ、
劇作家史上の偉大な人物がとった行動はとても残念なものだと思います。
彼が息子を通じて行動を起こしていれば、きっと世界のダウン症への認識は変わったでしょう。
没後、メディアを通じて批判を受けたのは言うまでもありません。
ニュースソース:Arthur Miller’s Missing Act