サラのブティック
Posted on 3月 15, 2011 by DS21.info
サラ・イーライは人気者です。
長い間、彼女との母ジョイスは、 「成人期に入ったダウン症サラの旅」についてブログを書いてきました。
昨年、サラは21歳の誕生日を迎え、キルティングのブティックを開店しました。
流行の生地が飾られるだけでなく、創造的な職場でもあります。
お店はサラを含め数人の知的障害者が働いています。
彼女は現場で生地を縫い、みんなとのコミュニケーションを活発にさせるディレクターでもあります。
2010年10月以降、彼女のWEBサイトは130,000以上のアクセスがあり、
2011年4月には雑誌「Better Homes 」や「Gardens’ American Patchwork and Quilting」に取り上げられます。
-あなたはどんな人ですか?
サラ:幸せな人です。
母ジョイス:そして、サラは可愛いです。
-いつも幸せなのですか?
サラ:(うなずく)
母ジョイス:そうですね。だいたい幸せですよ。
-あなたのブログで、夜中にクッキーをキッチンに隠したというのを見ました。なぜそうしたのですか?
サラ:「さわらないで by サラ」の件ですね。
母ジョイス:チョコレートチップクッキーはサラのお気に入りなのですが、
他の兄弟がクッキーを食べてしまうのではないかと心配していました。
なので、クッキーに「さわらないで by サラ」というラベルを書いて、隠したのです。
-何をすると幸せな気分になりますか?
サラ:音楽療法です。
-どんな音楽が好きですか?
サラ:キーボードの曲が好きです。
-他にはどんなことが好きですか?
サラ:ドラムを叩いたり、歌ったりすることが好きです。
-好きな曲は何ですか?
サラ:レディーガガの曲が好きです。
母ジョイス:サラは(レディーガガの)「Bad Romance」を音楽療法で歌いました。(その様子はブログにも書かれています)。
長年、言語療法も受けていますが、あまり喋れるようになりませんでした。
音楽療法の方が効果がありましたね。娘はどうやって歌おうかと考え、実際に歌えるようになりました。
-生地で縫う対象で好きなもの何ですか?
サラ:枕カバーです。
(サラの最初のプロジェクトはユタ州に住む友人クリスティンのもの。
ディズニー作品に出てくる王女をデザインした枕カバーでした。
友人は白血病にかかっており、昨年死ぬまで、その枕カバーを使っていました。
クリスティンのお母さんは、いまもそのカバーを使っています。
枕カバーは「100万枚の枕カバーをつくろう」(One Million Pillowcase Challenge)キャンペーンでした。
そのキャンペーンによってアメリカ全土の里子やがん患者、家庭内暴力の犠牲者に枕カバーが配られました。
-なぜ、お母さんはブログを始めたのですか?
母ジョイス:今まで色んな方が本を書くようにすすめてくれました。しかし、本は1冊のページに限りがありますよね。
出版された頃にも違うことを考えているでしょうから、ブログという形をとりました。
ダウン症のある人のブログで多いのは赤ちゃんのもので、10代の子供のものは見つけることができませんでした。
なので私がブログをはじめると珍しいからか、すぐに知られるようになりました。
-ダウン症のお子様をお持ちの家族へメッセージをお願いします。
母ジョイス:子供が出産してから、多くの親は医者が診断するまで子供がダウン症だと分からないでしょう。
医者は希望の無いことを言うかもしれません。
私たちのブログでは、希望を与えたいと思っています。
人生は壮大ですばらしいものなのです。
ニュースソース:The amazing and inspiring Sarah Ely on quilting, singing and her website
参考URL:
・サラのブログ
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