3つの才能:画家、詩人、水泳選手
Posted on 2月 7, 2011 by DS21.info
1949年、カナダのアルバータ州ハイリバーで誕生したジェーン・キャメロンは
その後の人生で世界を旅し、多くの政府高官や芸能人に会いました。
彼女の部屋はトロフィーやメダルであふれています。
ジェーンは生後4ヶ月でダウン症と診断。
医者からは「知能が遅れています。施設に預けて、この子のことは忘れたほうがいいでしょう」と言われ、
両親はショックを受けました。
しかし、ダウン症についての知識はなかったものの、
両親は最大の愛情をもって、娘を育てていくことを決意しました。
ジェーンは13歳になると、モントリオールの学校に通いはじめましたが、
「ダウン症のある人」にまともな学校教育を受けさせてはくれませんでした。
そのため、両親はマサチューセッツ州ランカスターにある国際的に有名なフランクリン・パーキンス博士の学校へ転校させることにしました。
ジェーンはその学校のワークショプへ10年間通った後、モントリオールのワークショップ “Le Fil d’Ariane”(アリアンの糸)へ通いはじめます。
そこで、すぐに彼女は才能を開花させることになるのです。
のちにワークショップを代表するデザイナーとなり、その作品は首相官邸やミラベル空港、雑誌の表紙などを飾りました。
ジェーンの芸術的才能は20歳になるまで認められませんでしたが、
現在では世界中に彼女のタペストリーが飾られています。
さらにジェーンは水泳選手としての顔ももちます。
スペシャルオリンピックスでは数々のメダルも獲得。
そのめざましい活躍は、スペシャルオリンピックスのドキュメンタリー映画でもとりあげられました。
また、ジェーンが書いた詩も評価されています。
「向日葵」
向日葵。
大きく口を開けて、とても幸せそう。
大きく笑って、元気がよくて、
とても愛らしい表情、大きな顔。
大きな目、大きな頬、
大きな鼻をもったフクロウのよう。
ニュースソース:Jane Cameron (Official)