大学という選択肢
Posted on 12月 16, 2010 by DS21.info
最近では多くの学校が知的障害者の受け入れを行なっています。
ベン・マジュスキのように多くの知的障害者は大学や専門学校へいくことを人生のひとつのゴールにしています。
ダウン症の彼は現在20歳、聴力に問題がありながら夢に向かってがんばっています。
ベン・マジュスキは高校卒業後、まず市民大学(Community College)へ通いました。
心理学の授業に参加したり、スポーツジムへ行ったりして新しい友達ができました。
彼は言います。
「僕はこの学校で仲間を見つけました。その仲間は同じダウン症です。彼はこの学校では大先輩なんです。」
「彼は僕に学校のことをいろいろ教えてくれるので、それが新しい人たちとの出会いにつながっています。」
かつてはダウン症や自閉症といった学生が高等教育を受けることはありませんでした。
しかし現在では、アメリカ政府や州の資金援助によって、そのような学生が高等教育を受ける機会が増えています。
マサチューセッツ州では「障害者も含めた様々な人々を入学させる活動( the Inclusive Current Enrollment Initiative)」を掲げ、
2007年から公立高校と7つの市民大学の協力体制がはじまりました。
これにより18歳から22歳までの知的障害者も高等教育を受けられるようになったのです。
この活動は議会でも認められ、2007年から57人の知的障害者が市民大学に通いました。
授業では教育用のコーチもついて指導します。
学生は学位を取るためにがんばるのではなく、学生が興味のある分野の授業を受け、卒業前に自分にあった職業を見つけられることを目的としています。
学生のコーディネーターであるジェイム・フィンスタインは言います。
「学生自身が考え、授業に望むので学生のモチベーションも高いですよ。」
「ほとんどの学生にとって人生は親や他人任せなので、このモチベーションは彼ら自身が独立するためにも非常に重要です。」
ニュースソース:A new college try
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