オリンピック:夢の大舞台
Posted on 12月 10, 2010 by DS21.info
オリンピックの大舞台が、ニュージーランドのエドワード・ボーキン(31歳)を呼んでいます。
それは彼が住む地域では誰も経験したことのない挑戦です。
2011年6月に開催される第13回スペシャルオリンピックス、ギリシャ・アテネ大会。
ニュージーランド代表は18歳から58歳までの36選手、彼はその一人です。
ダウン症のエドワードは大会に向け興奮しています。
「まだオリンピックに出場できることが信じられないんです。」
「だけど、きっとうまくいきますよ。」
所属するスイミングクラブでは、大会に向けて50mの背泳だけではなく、100mと200mの自由形のトレーニングを強化する予定です。
彼は週1回だったトレーニングを4回に増やし、技術に磨きをかけます。
今回、男性26名、女性10名の代表選手を選考するにあたって、競技能力だけでなく、ガッツや適応性も基準として考慮されました。
エドワードの父ジョンは、息子は前向きな性格だと言います。
しかし、エドワードは飛行機での長時間の移動に耐えなければならず、1ヶ月間、なじみのないギリシャで生活をしなければなりません。
アテネ大会は2011年に開かれるスポーツイベントとして最大規模。
185ヶ国から7500人の選手が22の種目へ出場します。
そして、それを支えるのは2500人のコーチ、3000人の大会事務局と審判員、25,000人のボランティアです。
6月14日にエドワードとチームは冬のニュージーランドを離れ、うだるように暑い地中海へ向かいます。
まずはアテネから100km離れたギリシャのルートラキで5日間のトレーニングキャンプ。
そして6月25日、開会式前にギリシアの文化や生活習慣になじむため、ロードス島で5日間過ごします。
スペシャルオリンピックスのニュージーランド最高責任者キャシィ・ギブソンは、エドワードは大きな成果を出すと言います。
「世界的なスポーツイベントで競技することは素晴らしい経験になります。参加選手にスペシャルオリンピックスで何が好きかと尋ねると、みんな口をそろえてチーム内の友情と各国との交流だと言います。」
両親は息子をサポートするため同行したいと考えています。
エドワードは言います。
「大会ではベストを尽くしますよ!」
ニュースソース:Ed’s Olympic dream