「誰ひとり取り残さない」井田美保さんが心に決めた理由
Posted on 2月 25, 2021 by DS21.info
井田美保さんは母であり、歌手、NPO法人の代表です。
今年、バディウォークナイザーはアクセプションズからNPO法人SUPLIFEにバトンが渡りました。
歌手を目指したきっかけから2021年のバディウォーク東京への想いまで聞きました。
子どものみの大会は相当上手い子たちが予選を勝ち抜いて決勝へいき、民謡を歌う子に負けることもしばしば。そんな時は準優勝とか、3位になってました。
大人が混ざると、味噌汁のうたの効力を発揮して優勝してました。
はっきりいって曲のおかげな気がします。
デビューしていた頃はLGBTの方がたくさん応援してくれて、一緒にいるうちに皆さんの生きづらさをリアルに聞くようになりました。
それがきっかけで出来た曲が「君の空へ虹を」でした。
少しでも自分の曲が、誰かの心に寄り添えたらいいな…と思って歌っていました。
ダウン症の告知を経験したとき、自分はこの世で1人ぼっちになるのかも…と思った、あの告知の辛さを体験できたことにより、よりはっきりと「誰かの心に寄り添う歌を」と思うようになりました。
例えば、インクルーシブに生きていきたくない人もいると思います。でもその人たちがもし気が変わって関わりたいってなったときに、いつでも自分を受け入れてもらえる場所。
これって結局はお互いを認め合うことで成立すると思うので、共生社会=隣の誰かを思う優しさってしみじみ思います。
小さな優しさの積み重ねのような気がしています。
終わったあとに障がいのない子からラインをいただき「始めは障がいのある子がたくさん参加するって聞いて怖かった。でも一緒にすごしたら、みんな優しくてニコニコしてて、あー、なにも私たちと変わらないんだなって思いました。貴重な機会をありがとうございました」って連絡をもらって。
リハーサルをみてても、自分の踊る立ち位置が分からなくなってしまったダウン症のある子の手を取って教えてくれてて、なんか2人とも嬉しそうで。
全部大人が入るより、子ども同士で試行錯誤することで、怖いと思う心の壁だったり、言葉はなくても互いを知りあい、分かり合えるのだなと子どもたちから学んでいます。
美保さんが代表を務めるNPO法人SUPLIFEがバディウォーク東京2021for all のクラウドファンディングに挑戦しています!
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